# テーマ和室を洋室へ、プライベートルームへのリフォーム
8畳の和室を、奥さまのプライベートルームとしてリフォームした事例です。
和室を「自分のためだけのおしゃれな洋室にしたい」とのご相談をもとに、内装デザインから、家具設え、収納、デスク周りの演出まで、空間全体をフルコーディネートさせていただきました。

お客様のご希望
・和室を洋室化して、自分だけの落ち着ける空間にしたい
・デスクに座る時間が長いため、作業環境を整えたい
・家具や設えも含め、トータルコーディネートして欲しい
ご希望を聞き、
どんな提案をしたの?
主役は、かつて娘さまが愛用されていた、思い出の詰まったデスク。
このデスクがより魅力的に見えるよう、壁紙や照明、家具の配置バランスを丁寧に計画し、空間全体を構成しました。
新たな空間の中でより魅力的に見えるような色彩設計をすることで、「このデスクの魅力を再発見できた」と感じていただける象徴的なアイテムに。

Make myself
comfortable design
和室から洋室へリフォーム



もともとの畳はフローリングに変更。
天井と壁はホワイトを基調に、空間に明るさと広がりを持たせました。
デスク壁面には深いグリーンを、収納部には柔らかな明るいオレンジブラウンを採用。
コントラストを抑えたトーンでまとめることで、奥行きを感じる上品な洋室に仕上げました。色彩設計は落ち着きと上質さを両立するバランスに整えました。

カーテンは、柔らかな素材感のものをセレクト。
カーテンレールは天井付とし、レールが目立ちにくく、窓周りをすっきり見せるデザインにしました。天井からカーテンが続くことで、縦のラインが強調され、空間に高さと広がりを感じられます。柔らかなファブリックが、全体にあたたかみと上品な落ち着きを添えています。
デスク周りのデザイン

デスクに向かう時間が多い奥さま。長く過ごす場所だからこそ、居心地の良さを第一に設計しました。

壁面には飾り棚を設け、書類や小物が整理しやすく、観葉植物やお気に入りのアイテムを飾れる空間に。
壁紙の深みのあるグリーンと、窓から差し込むの光がデスクの質感を引き立て、静かに集中できる落ち着いた空間を演出しています。
照明はデスクライトをプラスし、日中も夜も快適に過ごせる作業環境を実現しました。
オープンクローゼット
今までご自身のお部屋がなかったので、お洋服は廊下の鴨居に掛けて管理されていたそうです。
そこで、ショップのような雰囲気で、毎日の支度が心地よくなる収納に仕上げました。

棚とカゴを組み合わせ、ぎゅうぎゅうに詰め込まず、アイテムひとつひとつが引き立つレイアウトに。

自分のワードローブ全体が見渡せるので、手持ちのアイテムで新しいコーディネートを発見したり、次に迎えたい1着を見直したりできます。お気に入りの服や小物を眺めながら、セレクトショップのような感覚でスタイリングを楽しめます。

雰囲気を変えたい時は、カーテンでふんわり目隠しすることもできます。


扉のカラーは、リビングとの調和を意識しました。
建具のブラウンに合わせて水色の壁紙を採用しました。対照的な暖色と寒色を掛け合わせることで、お互いの魅力を引き立て、上質さを感じる空間に仕上げました。



単なる内装の変更ではなく、奥さまが自分らしく過ごせる場所としての空間づくりをお手伝いさせていただきました。
フルコーディネートにより、思い出の詰まったデスクの魅力を再発見し、新しい形で暮らしに取り入れた、あたたかいリフォームとなりました。
理想を諦めず、家づくりの選択肢をグッと広げます。
Flow - 家づくりの流れ
家づくりは、土地・物件探しとプラン作り、融資関係の手続きまで、全体のバランスをみて進めていくことが大切となります。
資金関係では、土地・建物・解体費や地盤調査と家の建築費・家具やカーテンの購入費、そして不動産取得の手数料など、トータルで考えないと最後の最後で家具が買えない、とか、途中に無理が出た、とか、逆に、まだ余裕があったのだから、あの時性能を上げればよかった、などとなることもあるため、最初の資金計画から一緒に考えていければと思います。

