# テーマ和風な家を、ポップでワクワクする、オールドアメリカンな空間に
よくある和風の家。狭さや暗さを感じるのは、横や縦のラインがあちこちにあるからです。
壁の作り方と目線の抜き方で、空間の感じ方は、ここまで大きく変わります。
2階に子ども部屋を新しく作るのではなく、リビングでワイワイ楽しく過ごせるように、和風で暗かった部屋を明るく楽しい空間に変身させました。
旦那様が「ただいまー!」と帰ってくると、子ども達が遊んでいる様子と一緒に、可愛い黄色い壁が目に入ってくる。気持ちがホッとします。さらに奥には、趣味の大きな水槽にスポットライトが当たり、少し非日常な空間にドキドキ。キッチンにいる奥さんに話しかけたら、青いタイルやお気に入りの雑貨。テーブルに並ぶ、美味しそうな晩ご飯にワクワクします。
夜、子ども達が寝たら、少し照明を落とし、奥さんはヨガでリラックス。壁を見ても可愛い、キッチンを見ても可愛い。元広縁のつながりも開放的で気持ちがいい。
毎日、「あぁ〜可愛い〜」ってため息がでます。と喜んでいただけたリノベーション事例です。

お客様のご希望
小さなお子様が3人いるため、2階部分を3部屋の子ども部屋にしたいとご相談がありました。
また、窓も多く、古くて寒いお悩みも。片付けのしやすいキッチンやお風呂やトイレなど、古い設備も新しくされたいと希望されていました。
ご希望を聞き、
どんな提案をしたの?
2階に子ども部屋を作りたいということだったのですが、1階を見てみると、ほとんど使えてない物置状態の和室や、洗濯物干し場になっている広縁がありました。ご家族は、もともと少し改装されていたリビングとキッチン周りでしか生活しておらず、その他の使い方や収納方法も確立できていなくて、使いきれていない状態でした。
部屋が足りないのではなく、うまく使えていない空間があるという印象でした。
そのため、初めにご相談頂いた2階部分ではなく、1階部分のうまく使えていない部分を含めて、LDKを充実させていく方が、ご家族で楽しい生活を送れるのではないかと考え、断熱も含めて提案しました。


Make myself
comfortable design
一番日が当たり気持ちのいい和室2間が物置状態になっていて、とても勿体なかったため、横長にリビングを作り気持ちのいいLDKを作りました。

横のラインをなくし、天井を高く感じさせる
柱、長押や鴨居などの縦と横のラインが、日本家屋って必ず出てきます。この横のラインが出てくると、やっぱり天井高もすごく低く感じるし、狭い、低い暗いイメージになりやすいので、無駄なライン無くすために壁を作り直しました。

綺麗な壁面を作り思い切って大きな面に色を使うことで、お子様が書いた絵やアートを飾れる場所を作り、愛でポイントとして配置しています。

照明で昼と夜の印象を変える。
広くなったリビングは、大きな照明と小さな照明を設置し、昼の印象と夜の印象を変える工夫をしました。
日中はお子さん達とワイワイ楽しく明るい空間ですが、夜にお子さん達が眠った後に、少し照明を絞ったり、大きな照明を消して、小さな照明に切り替える。すると少しムーディーな空間になり、壁の色も照明によって印象が変わる配色にしているため、同じ空間でもどう過ごしたいかの気分に合わせて雰囲気が変えられるようになっています。


ソファーや椅子などの家具もリノベーションのプラン中に合わせてご提案させて頂くこともあります。家具のイメージも加わると空間の想像がしやすいです。
空間のテイストと揃っていない家具を配置してしまうといくら間取りを変えても、なかなか実家感が抜けなかったりするので、今回はここまで思い切って変えましょうね!というお話を最初の方からさせて頂き、空間の大きな変化につながりました。
広縁の奥の押し入れはなくし、
目線が抜けて広く開放的に感じるように設計
リビングのソファーに座って見えるのが広縁です。広縁の一番奥には押入れがあったのですが、目線の先となるところに襖があるとすごくテンションが下がるため押し入れは無くし、明るい壁にして、お気に入りのチェアやグリーンなどを置けるスペースとして作りました。

目線が広縁に伸びることで、手前にある壁との距離の錯覚でより広く感じます。さらに天井が斜めになっていることと照明を2つ同じものを並べることで奥行きとリズムを感じ、ワクワク楽しい空間を演出します。

広縁の照明は、ご主人様が元々持たれていたペンダント照明を修理して使えるようにし、愛でポイントとして使っています。
キッチンの窓は小さくし、
断熱も叶う、現代的なオシャレ空間へ
キッチンには、昔ながらの大きな窓がありました。その窓を小さくプロポーションを変えるだけでもすごく現代的になります。
窓を小さくすることを提案すると、多くの方が「暗くなってしまうんじゃないか…」と、不安を口にされます。しかし、それは間違いで、無計画な大きな窓は、家具のレイアウトを限定し、貧相な空間となります。
人の感じる“明るさ”は、色彩や反射、そして面の作り方など、色々な要素が密接に関わっているのです。

さらに、壁面には光を反射するタイルを貼り、照明の位置も工夫することで、より明るさを作り出しています。

キッチンカウンターはオリジナルで造作し、長さから太さから厚みや内側まで細かく設計しています。下に3段ボックスがぴったり入るようになっていたり、使いやすさまで、ミリ単位でオーダーメイドにしています。

リノベーションの場合、構造上、リビングの真ん中などに柱が残ってしまう場合があります。
そんな場合は、「残っちゃった…」などマイナスな気持ちにならないように、愛でポイントとして活かせる設計にしていきます。
おしゃれな柱付けの時計をつけて、空間の楽しさを演出。
壁の色とキッチンの下の色をリンクさせたり、旦那様のご趣味で大きな水槽があるのですが、トーンをおさえた配色でバランスをとりつつ、カーテンの色など色んなアイポイントの色を同調させ、全てに統一感を持たせてコーディネートをしています。
少しの変化でワクワク明るい空間に変わります
2階は触らなかったので廊下などに一部古い壁が残っているのですが、素敵な階段もあり、暗い廊下にはしたくないなと思い、天井に可愛い壁紙を選んで照明をぶら下げてワクワクする廊下に。
暗くなる空間でも一部に特別明るい箇所を作ることで広く見え明るいと錯覚するため、あえて一番奥のこの壁を抜いて、入口にして明るさを出しています。

資金的なご相談もあり、外壁や玄関のドアは変更していません。そのため、外から見たら昔のままなのにドアを開けると、違う空間が広がっているという面白さがあります。

家に入った瞬間にお子様の絵がかけてあり、愛でポイントになっています。そこを邪魔しないようにラインを揃えたり、扉を設計しています。
旦那様が、すごく靴がお好きでたくさんお持ちでした。お店のようにディスプレイのように飾れるように棚もオリジナルで作っています。

行列になってごちゃごちゃしない
みんなで楽しく準備ができる洗面所
水回りは、広い脱衣所とお子様3人が女の子なので、髪を結んだり、朝の支度ができるように横長にしてあげることで、1人が終わったら、次の子の髪をとかして、と順番に支度ができる動線になっています。朝の準備が楽になったと喜んで頂けています。

背面にはイケアで買った収納を配置し、制服などもかけられ朝の支度はこの中で全部完結できるようにしています。収納棚に合うように、ピッタリサイズで壁を作りました。

リビングを広くしても、収納場所がないと、物があふれて、どんどんリビングに侵食してきます。そうならないように、ファミリークローゼットを作り、洋服はまとめて収納できるようにしました。普段使う洋服などは、広い脱衣空間をランドリールームとして使いながら、洗濯物を干して、そのまましまえるように動線を繋げました。

もともと、今回はリノベーションしなかった2階部分でご家族で寝られていたのですが、リビングの奥のスペースにベッドルームを作り、1階の空間を活用できるように変更しました。
最初は広縁部分まで広げるという案もあったのですが、空間を分断してしまうと、空間の明るさや、リビングへの広がりが感じられないのではなないかと考え、広縁部分まで伸ばさず、小さな窓を作り明るさを取り込む設計にしました。

旦那様のご趣味を、家族みんなが楽しめるアイポイントに
リビングの隅に隠れていた水槽を、リビングに入って一番目に入る場所に配置し、スポットライトを当て、愛でポイントにしています。

専用の水栓をつけ、排水ができたり、こちらもすべてオーダーメイドでお作りしています。

怖くて寒かったトイレ。元々は子どもたちが走って出てきてしまい転けてしまうこともありました。そんなトイレは、同じ広さで同じ場所ですが、部屋の明るさの設えを変えることで、お店みたいだね!と子どもたちが喜び、長居する、明るい楽しいトイレに変わりました。
理想を諦めず、家づくりの選択肢をグッと広げます。
Flow - 家づくりの流れ
家づくりは、土地・物件探しとプラン作り、融資関係の手続きまで、全体のバランスをみて進めていくことが大切となります。
資金関係では、土地・建物・解体費や地盤調査と家の建築費・家具やカーテンの購入費、そして不動産取得の手数料など、トータルで考えないと最後の最後で家具が買えない、とか、途中に無理が出た、とか、逆に、まだ余裕があったのだから、あの時性能を上げればよかった、などとなることもあるため、最初の資金計画から一緒に考えていければと思います。

