# テーマ好きなものを愛でながら、暮らしを育てるマンションリノベーション
リビングいっぱいに広がる窓から、昼はやわらかな光が差し込み、夜になれば街の灯が美しい景色になるマンション。
インテリアが大好きな施主様が選んだのは、“広さ”を求めるリノベーションではなく、好きなものを愛でながら暮らしを育てていける住まいでした。
ヴィンテージ家具やアート、本、植物、旅先で出会った民芸品。
季節に合わせてクッションを変え、棚に並ぶものが少しずつ変化していく。
家は完成した瞬間がゴールではなく、住む人の時間とともに表情を変えていくもの。
そんな考えを大切にしながら、ひとつひとつ、景色をデザインしました。
お客様のご希望
インテリアが好きな施主様からいただいたご要望は、
・フルリノベーションを前提に中古マンションを探したい
・愛猫も心地よく過ごせる住まいにしたい
・ヴィンテージ家具やアート、本、植物、旅先で出会ったものを楽しめる住まいにしたい
・大きな窓からの眺めを暮らしの一部として楽しみたい
・本がたくさん置ける本棚が欲しい
・シーンごとに表情が変わる住まいにしたい
・古材や新しい素材をバランスよく取り入れたい
都会での暮らしが長かった施主様は、戸建てではなく利便性や眺望を楽しめるマンションを希望されてました。
そして出会ったのが今回の物件です。
初めて内見したときは、経年劣化した内装が少し薄暗い印象で、不安を感じられてたそうです。
それでも購入の決め手になったのは、リビングいっぱいに広がる窓とゆったりとしたエントランスホールでした。
「この景色を活かせば、きっと自分たちらしい暮らしがつくれる」
そう感じられたことが、この住まいのスタートでした。
ご希望を聞き、
どんな提案をしたの?
コンセプトは“親密さと、ときめきが生まれる住まい”
「インテリアを楽しみながら、場所ごとに異なる過ごし方や景色を味わいたい」
そんな施主様の想いから、私たちは一般的なマンションリノベーションで多く見られる広いLDKをつくるのではなく、いろんな空間を切り替えて、シーンごとに見える景色が変わること。そんな「親密さ」をこの住まいの豊かさとして考えご提案しました。

そのためもともと建具でつながっていた部屋には新たな壁を設けました。

和室だった部屋とリビングの開口は全てを一度に見せるよりも、景色を切り取ることでインテリアやそこで過ごす家族の姿が一枚の絵のように映るよう設計しました。
開口幅はこちらから見た景色、向こうから見える景色をあと数センチ絞った方が美しいなと現場で設計士、大工さん、現場監督で確認しながら調整。

床、壁、ライティング、素材、スケール、バランスそのすべての積み重ねが、親密さと居心地を最大限に引き出すCozyな住まいに。


Make myself
comfortable design
リビングのメインデザインとなるベンチ

この住まいの中心にあるのが、ゆったりと座れる大きなオーダーメイドベンチです。
朝はブレックファスト・ヌックとして朝食を楽しみ、昼はコーヒーを片手に本を読み、夜は夜景を楽しみながらワインを楽しむビストロのような場所へ。
時間によって雰囲気が変わり、暮らしにさまざまな過ごし方を与えてくれる場所です。
ベンチの下は収納になっているため、季節もののブランケットや花瓶、ワインなどたっぷり片付けられます。
季節や気分でファブリックを変れば、住まいの印象も変わる。暮らしにアイディアを与えてくれるリビングのメインデザインです。
暮らしの道具まで美しくみせるワインレッドのキッチン

施主様が好きなのは、ディッシュラックに並ぶお皿たち、磨かれたワイングラス、ガラス瓶に詰めた調味料、ヴィテージ食器が並ぶ日常の風景です。
その風景に深みを添えるのがワインレッドのクロス。
陶器、ガラス、ステンレス、植物のグリーンそれらが美しく見える背景となるよう、ベストな赤色をたくさんの赤サンプルから探しました。

空間の印象を左右する棚板は、風合のある木材を加工して素材選びから加工方法まで、大工さんと何度も打ち合わせを重ねました。
愛猫に特等席を
購入の決め手になったのがリビング一面の窓でした。
以前のお住まいでも、猫ちゃんのお気に入りは窓辺。
だから新しい住まいでも、その時間は変えたくありませんでした。


紫外線による劣化が進んでいた窓台は、ピンクのタイルを貼りReデザイン。
物件のチャームポイントはそのままに、不安な部分をデザインで解決できるのがリノベーションの楽しさです。
リビングから眺めるライブラリー

和室だった部屋は、本をよく読まれるご家族のために、壁一面に可動棚をつけライブラリーへと生まれかわりました。

本だけではなく、旅先で見つけた民芸品、お子様の作品、思い出の品々が並ぶディスプレイスペースでもあります。
ソファで本を読むお子様。その隣でくつろぐ愛猫。その景色をベンチから眺める時間が施主様のときめきの一つだそうです。
暮らしの句読点となるホール
このゆったりとしたホールも、施主様がこの物件を選んだ理由の一つです。
私たちはこの場所を単なる通路にはしたくありませんでした。

帰宅したとき、お風呂上がり、寝室へむかうとき、トイレに行く時。
暮らしのシーンの切り替えの句読点となるように設計。
今はまだ何も飾られてないこの壁も、これから写真やアートご家族の思い出で彩られていくでしょう。
ほかの部屋とは空気を変えた洗面室

洗面室は住まい全体のつながりを保ちながら、ほかの部屋とは少し違う空気をまとわせました。

家は完成した瞬間がゴールではなく、暮らしが始まることで表情を変えていきます。
季節によってファブリックが変わり、本棚にはお気に入りの一冊が増えていく。
好きなものを愛でながら、家族と共に暮らしを育てていくための住まいへと生まれ変わりました。



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Flow - 家づくりの流れ
家づくりは、土地・物件探しとプラン作り、融資関係の手続きまで、全体のバランスをみて進めていくことが大切となります。
資金関係では、土地・建物・解体費や地盤調査と家の建築費・家具やカーテンの購入費、そして不動産取得の手数料など、トータルで考えないと最後の最後で家具が買えない、とか、途中に無理が出た、とか、逆に、まだ余裕があったのだから、あの時性能を上げればよかった、などとなることもあるため、最初の資金計画から一緒に考えていければと思います。

